年下の彼は…

決して許されない恋でした…

灼熱の夜に①



お盆は過ぎたが、まだまだ夏真っ盛り


職場の環境は最悪だった



室内温度は30度超は当たり前
動かす機械の前では体感温度は何度だったんだろう…?
 
しかも、湿度も高い…






タロウが夜勤のだったある日のこと


彼は夜中の2時に出勤する


夕勤、夜勤は派遣さんと社員の2人だけになる





夜勤の週は、私は頑張って夜中まで起きて仕事中の彼とメールのやり取りをしていた


家ではなかなか出来ないメールも、職場なら気兼ねなく…(仕事しなさい!って話だけど)


気付いたら、殆ど私がケータイ待ったまま寝るという、そんな微笑ましいやり取りだった



ただ、今夜は何かが違った。
 
 
タロウの出勤数時間前


タ 「今日はなんか頭が痛いな…」


ハ 「えっ!大丈夫?鎮痛剤持ってたでしょ?まだ仕事前だし、飲んどいたら?」


タ 「うん、飲んどいた」


ハ 「心配だな…あんまり無理しないでね」



社員一人だとなかなか休めない、大変な仕事だ


タロウが出勤してからもしばらくメールは続いていたが私はいつものように寝てしまっていた


私は私で、結構疲れる仕事だったもので…



朝少し早めに目が覚めた



即メールを送る


ハ 「ごめん、寝てた…あれからどう?体調良くなった?」


タ 「いや、なんか体だるいし立ち眩みするし手足痺れるししんどい…」

ハ 「えー、手足の痺れって…本当に大丈夫なの?今すぐ病院に行った方が…」


タ 「そうだなぁ…」


それでメールは一旦終了。



その後私が出勤したら、彼の姿はなかった

 

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