元カレの話④ - 年下の彼は…

マサルが迎えに来てくれた

車に乗り込む

彼の運転での移動はどうも慣れないな…

あっ。　

２０年ぶりどころか、彼が運転する隣に乗って出掛けるの、初だな！(笑)

適当なお店を見つけ、コーヒーを飲みながら他愛もない話をした

私はこの前のメールに少し元気がないことを書いていた

とても楽しい話もしてくれたが、彼なりに私を励まそうとしてくれていたのはよく伝わってきた、素直に嬉しかった。

２０年前も…こんな楽しい会話してたかなぁ…　？？

色々楽しい思い出は残ってるけど

あー、周りに友達いっぱい居たしな

２人きりでおしゃべりするのって、案外と少なかったな、あの頃は(笑)

楽しい会話の中から突然…

突然彼がこんなことを言った

マ　｢俺らって、なんだかんだ腐れ縁みたいな感じで、これから先もこうやって会う時間ある気がする。

これからあと１０年くらいかなぁ、うん。それくらい経ったら、俺ハナコさんと不倫する。

あっ、これ俺が勝手に思ってる事で、しかもハナコさん結婚してること前提ね！｣

なんと……

また不倫ですか…

しかも、今度はＷ不倫…！?

もう本当に勘弁してください…。

そう思いながらも、ちょっとその話に乗っかってみた

ハ　｢じゃぁ、どこ遊びに行く？｣

マ　｢やっぱり○○でしょう！｣

ハ　｢あぁ、なるほど。｣

そこだったら５０過ぎた大人のＷ不倫旅行先に最適な場所だと思った

ツボだな

彼はツボが分かっている。だから昔からモテたんだろうな

そして、そんな気はさらさらない私の頭にも、１０年後彼とそこへ遊びに行っている姿を少しだけ見てみたいと思った

マサルはさらに

「さっきの話から俺がこんなこと言うのもあれなんだけど(笑)俺ハナコさんには絶対幸せになって欲しいって思ってる。ていうか、絶対幸せになれるよ」

［はぁ…　ほんと、矛盾してないかい…？(笑)］

私は何も言わず笑顔で頷いた

そんなに時間は経ってないがもう随分深い時間になってしまい、帰ることに

自宅のすぐ側で車を止め、サイドブレーキを引くマサル。　

？

そんなことする必要ないのに…？

マ　｢じゃぁハナコさんとハグ｣

あら。今まで一度もそんなことしなかったのに

私は笑顔で応じ、ハグをした

そうか。彼にこんな感じで触れるの、２０年ぶりなんだな…

もう彼も４１歳

良い感じに、プヨプヨになってた(笑)

正直、私は一度お別れした、しかもフラれた相手に会うようなことはあまりしたくないタイプ。あの時の辛さを思い出すから…

彼との楽しかった思い出よりも、別れた時の辛さの方が勝ってる気がする。

でも、マサルとは機会があればまた是非会いたいと思う。

なんだかとっても不思議な感覚

なんだろう…

２０年という月日がそうさせているのかなぁ

おわり

これは２ヶ月ほど前のお話。

このブログの本編、タロウとの出来事

記憶を辿りながら綴っている最中に、さらに古い元カレと直近の会話で

こんなオチになろうとは…(汗)

私って、一体何なんだろう？？正直な気持ち。

そして、今度はハナコとマサルの…？？？　いやいや…(汗)

また、明日よりタロウとの出来事に戻ります。

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