年下の彼は…

決して許されない恋でした…

決定

 

 

 タロウとハナコの儚くも切ない恋の終わりは突然だった

 

 

 私が決断したことだ。色々と考えて、時期的にも丁度良いと思った

 

 退職の申し出というか、来月以降派遣の契約の更新はしないと派遣スタッフを統括する現場担当に申し出をしたのが9月27日月曜日

 

 その日を含むたったの4日で私はこの職場からさよならする…

 

 もう長くタロウの姿を見なくて済む、そう思った

 

 

 

 

 しかし、世の中そう甘くはなかった…(^_^;)

 

 

 

 私はこの一年、タロウとの禁断の恋に現を抜かしていたのだが、並行して仕事もがむしゃらに頑張った

 

 

 お陰で、結構頼りにされていた(笑)

 

 

 そんなに急に辞められても、後任に引き継ぎが出来ないからと10月8日までの延長を嘆願されたのだ

 

 

 

 悩んだ、悩みまくったハナコ…

 

 

 長く居るだけ辛くなる…でも自分が決断したとはいえ、やっぱり別れたくなんかなかった…

 

 

 

 

 

 私はタロウの思いを確かめた。

 

 

 

 肝心のタロウといえば、私が「もうメールしなくていいよ」を“してはいけない”のだと思っていて、メール出来なかったらしい…本当かな?でも私は信じてるけど(笑)

 

 

 

 

 

 ハ 「もう、○○さんに辞めるって言ってきたよ!タロウ、メールくれなかったね…あれからずっと、こっそり待ってた。タロウに辞めて欲しくない。なんて言われたら、頑張ってずっと傍に居ようと思ったのに…もう嫌われちゃったのかな…」

 

 

 タ 「てっきり…もうしちゃダメなのかと思ったから…嫌ったりするわけないじゃん…でも…いくらハナコの事が大好きでも、やっぱ嫁と子供を優先してしまう…そしたら、ハナコに寂しい思いや辛い思いをさせるだけだし…それ考えると俺も辛くて…ほんとは、ずっとこのままでいたかった…」

 

 

 ハ 「そうよね… 私が寂しい、辛い思いしてること、タロウも辛いって思ってくれてるの?いつまでもこのままでいたかったてホントに? …なんか、それ聞けただけで…」

 

 

 

 涙が止まらないハナコ…やっぱり家族なんだよね…(/_;)

 

 

 

 

 

 

 タ 「仕事は、8日まで延長して欲しい」

 

 

 

 

 これで、タロウと会えるのは10月8日までと正式に決まった。

 

 

 私は最後の日まで、タロウに無理のない程度で良いから連絡を取りたいとお願いした。

 

 

 

 

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猶予

 

 

 あまりに突然の事で、また、その衝撃はハナコの何もかもを壊しそうで。

 

 

 

 とても不安定だった…

 

 

 

 熱が冷めたわけでもない、嫌いになったわけでもない…

 

 

 

 ただ、辛かった、苦しかった…

 

 

 これから、二児のパパとなったタロウは、周りに祝福される

 

 

 私も当然その輪になって「おめでとう」を言わなきゃいけない…

 

 

 子供の写真を見て笑顔で「可愛い!」と…はしゃがなきゃいけない…?

 

 

 そんなの、絶対に無理だ…

 

 

 タロウの顔を見ただけで大号泣してしまいそうな精神状態の私には、もうこの職場で働くことは出来ないと思った。

 

 

 太田君から知らされた数時間後の事。

 

 

 

 タロウと一文字でも言葉を交わすだけでも苦しむことになると感じた

 

 

 

 

 だからハナコはこの職場から、タロウの前から去る

 

 

 

 

 

 幸い、今日は金曜日。土日は休みでしばらくタロウに会わなくて済む…

 

 

 

 ハ 「ホントは、私にメールする暇なんかないのよね、なのに…ありがとう… 

 もうしなくていいよ。 

 まだメールしてくれるだけ私は愛されてるって思っていい? 

 タロウには奥さんと子供がいる… 遊びじゃなかったのなら…それでも飛んで来てほしかったな… 

 最後の悪あがき…(^_^)

 色々、わがまま言ったり嫌な思いさせたり…ほんとごめんなさい…

 私はタロウが大好き!感謝の気持ちでいっぱいなのに…なんであんな意地悪なことしか言えないんだろうね…

 じゃぁ、月曜日、会社に辞めさせてもらうように申し出るから。これでおしまいね(^_-)-☆」

 

 

 

 

 猶予はあった

 

 

 タロウから「辞めないで欲しい」とでももらえたら。

 

 

 いや、私はその言葉を待った

 

 

 

 

 

 でも一文字も来なかった…

 

 

 

 

 

 

 

 

 月曜日、退職を申し出て、受理された。

 

 

 

 

 

 

 

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決断

 
 
 ハ 「タロウ…やっぱり会いたいから明日会ってほしい…朝から晩まで一緒に居て欲しい…」
 
 
 タ 「どしたの?急に」
 
 
 
 
 
 ハ 「そんなこと言っても、会ってくれるはずないよね…今日、出産日なんだってね。太田君から聞いた。親御さんの体調がって嘘つくくらいだもんね…じゃぁ最近はずっと奥さんの所に居たんだね…これからも、ずっとだ…やっぱり奥さんや家族が一番なんだって…当たり前かぁ…」
 
 
 タ 「うん…出産日だったんだ…親の体調が悪いのは嘘じゃないよ、左半身がなんかおかしいらしくてね。休日は戻ってきてた。」
 
 
 
 
 
 
 確かに、今までの事を振り返ると、不思議に思うことが多々あった。
 
 
 
 
 こんなに頻繁にメールしてて大丈夫なの…?
 
 
 
 待ち合わせに遅れる理由が“ 今洗濯機回してるから ”ってことがあった。
 
 
 
 ん? そんなことなぜアナタが?
 
 
 
 日々の食事なんかも、コンビニ弁当で済ませることがあったようだった。
 
 
 
 
 奥さん一体何してんの…
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 あーなるほど
 
 
 
 
 帰ってたんだね、里に。
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 やられたな…
 
 
 
 
 
 ハ 「そう、左半身が…じゃぁリハビリとかが必要よね…  もうずっと涙止まらないよ…ここへ来て止めてよ、タロウ…」
 
 
 
 タ 「うん、親の方は自然に治るみたいだから大丈夫。 涙…止めたいけど…」
 
 
 
 ハ 「いつか、困らせることするよ?って言った時、それでも良いって言ってくれたもん…あれ嘘だったの?タロウ、私の事好きって何度も何度も言ってくれたよね。愛してるって…好きな人が自分の事で泣いてるんだよ?涙止めたいんだったら…本当に好きな人だったら…飛んで来てくれるんじゃないの?  遊びだったんだね…」
 
 
 
 
 
 
 
 タ 「そりゃ飛んで行きたいよ…でも俺には嫁と子供がいる… 遊びなんかじゃなかったのに…」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
 俺には嫁と子供がいる
 
 
 
 
 
 当然の回答だった
 
 
 
 
 
 
 
 これが全てだった…
 
 
 
 私の頭には、もうこれからの人生が目に見えるように過っていた
 
 
 
 
 
 また、引き籠り決定だな…(笑)
 
 
 
 
 
 
 
 
 もう、終わりにしよう…
 

 

 

 

 

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