年下の彼は…

決して許されない恋でした…

灼熱の夜に②


彼の勤務日報に目をやると


解読不能な文字だった…




ここまでとは…



私は急に不安でたまらなくなった



もし彼が危険な状態だったらとか、色んな事を想像していたら


仕事中にも関わらず涙が溢れてきた


すぐ傍で32歳の社員が居たから鼻すすっている姿など見られては…


かなり我慢したがなかなかこの感情を押さえきれなかった




私は彼の容体を心配した


それ以外何にも考えられなかった


気付けば、業務終了。



私は、いつもよりまして捗った良い仕事をしていた(笑)




後のメールで、彼は熱中症だったと報告が


病院で診てもらって、すぐに回復したけど熱があったらしく彼は丸1日休みを取った


ハ 「(一瞬でも)会えないのは辛いけど、タロウには早く良くなってもらいたいから仕方がない。今日はゆっくり休んでね」



タ 「うん、そうするよ、ありがとう。」


ハ 「好きだよ、タロウ」


タ 「俺もだよ、ハナコ」



こんなやり取りがあったけど、彼は今家で横になってるのだろう…


傍に、奥さん居るのよね…子供も居るのよね…


私以上に、奧さんは旦那様であるタロウのこと心配したのかな…彼の体を気遣った料理でも作って食べさせているのかな


私には出来ない


せいぜい、彼を案じるメールを送るくらい…


 

何にもしてあげられないんだよね




 

 

 

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