年下の彼は…

決して許されない恋でした…

タロウの嫉妬



彼からの返信はいかにも他人行儀で素っ気ない…
 
もしかして…




怒ってる……?




タロウの怒りが私のどこに向けられているのかが分からない。
それを訪ねても、何が?の質問で返すタロウ……


私も少し苛立ちを覚えてタロウにぶつける



タ  「じゃぁもういいよ、ハナコには俺の気持ち分かってないみたいだから……もう顔も合わさないようにするから」



えぇっ!?



混乱する…


ハ  「タロウの気持ちって?どんな気持なのか言ってくれなきゃ分からないよ…」


タ  「今朝の会話で、俺が居るところで、平気で合コンしましょうなんか……

俺がそんなこと聞いてどんな気持になるか分かってる?

そんな会話聞きたくもないし、例えノリだったとしても、ハナコには断って欲しかった……」
 
ケータイに浮かぶこの文字達…
 
固まった…
 
少し、温度差を感じた
 
私はこういう類の会話は慣れている
一時期はお客様を相手にどんな辛い時でもニコニコと笑顔でいる
常に周りの人間の顔色を伺って生きてきた、それで食べてきた。
今、派遣社員となって工場で働こうが事務員になろうが清掃員になろうが
 社内でする話にはノリで答えて場の空気を柔らかくしようと、
そうやってコミュニケーションを図って生きてきたのだ
 
少なくとも、23歳のタロウにはこんな経験はほぼない。
これからなんだ
 
 
私に感じたのは温度差…?
 
 
“ 年の差 ”だ
 
 
一気に走る緊張感
 
そわそわと落ち着かない
 
 
とりあえず返信しなきゃ

 

 

 

 

 

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