年下の彼は…

決して許されない恋でした…

不安



 タロウと付き合うようになってから



 毎日


 不安はあった



 私とタロウは不倫関係



 盛り上がってるのは2人だけ



 周りの誰も知らない、知られてはいけない



 そして、誰にも喜ばれない



 その逆



 タロウと関わりのある人達全てを



 傷付けている…




 そんなこと分かってる


 分かってないからやってるんでしょ?

 


 と言われても、それでも心痛む程に…



 始まったときから終わりが見える恋愛…

 


 こんなに悲しいことはない

 


 でも私は自身で選んだんだ

 


 ほんの一瞬でも良い



 笑顔が見たかった

 



 声が聞きたかった

 


 触れ合いたかった

 



 愛し合いたかった…




 始めから不安だらけのハナコの心は



 その言葉だけで埋め尽くされた


 

 



 もう暦の上ではとっくに秋に入り

 


 夏の蝉から

 



 秋の訪れを告げるツクツクホウシへ
 




 そんな初秋のある日

 



 当たり前に来るはずのメールが

 


 丸一日来なかった

 


 初めてのことだった

 




 私はタロウが体調を崩したのではないか…


 よからぬ事が起こったのではないか…



 そんなことばかりを考えてしまって

 



 たまらなかった

 


 私から何かしらのアクションを起こせば

 


 返ってくるかもしれない

 



 でも出来なかった

 


 丸一日経った夜



 意を決してメールをした

 


 ハ 「元気にしてる?体調崩したりしてない?」


 タ 「元気にしてる、体調も崩してないよ」


 ハ 「ちゃんと寝た?」


 タ 「3時間くらい」


 ハ 「寝てないじゃん…」

 



 やはり、何かあったんだな…

 

 

 


 そう予感した



 

 

 

 

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