直前
毎日、当たり前にやり取りしていたメール
それは
気持ちや存在、所在をお互いで確認し合い
安心したかったのだ
きっとそう
少なくとも私はね。
しかも、「金曜日タロウさん休みだから…」と社員の一人。
えっ!?そんなこと聞いてないよ…
メールで確認するハナコ
ハ 「明日休みなの?」
タ 「うん。」
ハ 「じゃぁ言ってよ…」
タ 「シフト表に書いてあったから見てると思って」
あぁ、そうですか…(>_<。)
ハ 「やっぱり、仕事が終わった頃タロウからのメールが来ないと落ち着かないし、一日寂しかったよ…タロウは…平気?」
タ 「俺も寂しかった…」
ハ 「じゃぁどうして…?この感じなら明日から3日もメール来ない…週末は我慢するって言ったけど、なんかさ…」
タ 「理由は…親が体調悪くて…出来るだけメールはするから」
木曜の夜、こんな会話のメールをやり取り。
明けて金曜日の朝。
タロウはこの日休みを取っている
ハ 「えぇっ?!そうだったの?大丈夫なの??」
タ 「うん、体調悪いけど大丈夫だよ」
そっか。
なんとかメールをしてくれたタロウ。
一日メールが出来ないくらいの出来事は
タロウのご両親のどちらかが体調を崩されたらしい
私は、この事実を素直に信じた
信じるしかなかった
疑ってしまったら…ルール違反だ
少し安心したハナコは
いつものように朝から黙々と仕事をこなした
タロウとのメールが終了した数時間後
黙々と仕事をするハナコの元へ
太田君が近寄ってくる
そこで、太田君はとうとう
ハナコの前で爆弾を放り込んだ
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