年下の彼は…

決して許されない恋でした…

会えないはずの休日に



不安にかられることも多かったが


二人の関係は続けられた






世間はお盆になる。



長期の休みになる


彼とは会えない、当然だ


お盆は、実家へ帰省してお墓参りをしたりする。

家族と過ごすことが普通だ


私達の間にメールのやり取りはあった。


また、大丈夫なのかな?と思う






そんな休日、彼が会おうと言ってくれた!嬉しかった

1日でも長く、1日でも多く、そして早く会いたかった





前日のメールで


「朝から会おう」


「えっ、良いの?大丈夫?そんな無理しないでも、私は会えれば良い、昼くらいからでも」


「ハナコと少しでも長く居たいから」


嬉しさを隠せない、早く会いたい!




メールのやり取りの中で、明日はやっぱり夜からにしようと入る。


私はなぜ?どうして?と問い詰める


彼はごめんとしか言わない



それはそうだ。

 

彼の家族の都合で、1日空く予定がそうもいかなくなったのだろう。


結局夜の8時頃になった…



やっと会えた



いつものようにホテルへ


入るなり彼は私を強く抱きしめる


「会いたかった…」

「私もよ…」




私は会えなかった時間を埋めんばかりに彼を求めた


彼も同じ気持ちで


二人は激しく抱き、求め合った



夜のホテルで会うときは殆どが朝までお泊まり


今日もそのつもりでいたが


彼はことが終えしばらくすると帰り支度を始めた


「もう、帰っちゃうの…?」


「うん…」


そっか…私はいたたまれない悲しみが込み上げた


私も着替えて鏡に向かって乱れた髪や化粧直しをしていると


鏡に映った自分の顔が、あまりに哀れな人間に見えた


涙がどんどん溢れてきた



「朝から会えると思っていたのに、悲しかった、寂しかった…やっと会えて、当たり前にお泊まりしてくれるものだと……私浮かれて…、バカみたいだね……」


涙が止まらなかった、声を出して泣いた



彼は傍で黙ったまま


静な時間が流れた



彼は、本当は今日会うことが出来なかったのかもしれない、会えたこの時間も、きっと無理して作ってくれたのかもしれない


「ごめんなさい。早く帰らなきゃだね、早く出ましょう」


「……」


彼は動こうとしない


「本当にごめんなさい、もう大丈夫だから、帰りましょう」



彼はしぶしぶ体を動かした



車の中は静かだった



「今日は本当にごめんなさい、早く帰ってあげて」





車を見送る私の目には又、涙が溢れ、こぼれ落ちた、しばらく止まらなかった。

 

 

 

 

 

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